ASUSTOR AS1002Tを導入-その1-

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HDL2-A4.0をHDL2-A8.0(仮)としてメインNASであるReadyNAS 316のバックアップに稼働しているのですが、どうにも不安定で時々見えなくなります。pingは通るしSMBでエクスプローラから共有フォルダの一覧は見られるものの、他のアクセスがすべてNGになる上電源ボタンによるシャットダウンも効かなくなるという症状です。LANDISKとしては結構よくある問題のようで、この場合は電源を抜く以外手がなくなるというマズイ状態なのですが、最近はその頻度が上がっている(大体週に1回)ので対策を打つことにしました。

今回は根本的に解消するため、NASを新たに導入します。条件としてRAID1を必須としたので、前回HDL2-A用に用意したWD40EFRXをそのまま使うべく2ベイモデルの中からASUSTOR AS1002Tを選びました。
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DTCP-IPムーブに対応していることも選択のポイントでした。ただし、これは後になってから正確なことを理解したので正直なところちょっと微妙になってしまったのですが。通常の運用ではDIGAとRECBOXで事足りるため不要ですが、RECBOX内でのトランスコードができないため、稀にRECBOXでDR録画したデータをHDL2に一旦ムーブして、再度RECBOXに戻すことでトランスコードさせる作業をしていました。まぁ、これは容量圧縮のためでしかないので重要ではないのですが、同じことができるといいな程度に考えていました。ということで候補になったのがまずHDL2-AA0/Eでした。

ほぼHDL2-Aと変わらないです。HDDレスモデルなので自分でHDDを組み込んでUSBからシステムを書き込んで使用するモデルですが、現状DTCP-IPは対応予定のままとなっており、積極的に選ぶというほどではありませんでした。次はQNAP TS-231P/TS-231+。

QNAPのエントリー/ホームユース向けで、特にTS-231Pはハードの性能もそこそこ充実していますが、DTCP-IPに関してはそこまで積極的な印象はなく、信頼性などとのトレードオフなのかもしれませんが価格帯も少し上がってしまうので却下に。その次はSynology DS216j。

こちらもNASのメーカーとしては個人的に信頼性が高いと思っていて、直前まではDS216jにしようと思っていました。そして最後に候補に挙がったのが今回購入したASUSTOR AS1002Tです。

できることとハードの性能はDS216jとほぼ変わらず、DTCPサーバのライセンスなど導入コストなども勘案するとこちらの方が2割ほど安く、メインに使うのでなければ安いに越したことはないのでAS1002Tにすることにしました。

おまけ。
DTCP-IPムーブに関してですが、AS1002Tでは「sMedio DTCP Move」というアドオンで対応しています。ただし、先に書いたように微妙なことになっていて、ダウンロードムーブのみに対応しているとのこと。そのため、AS1002Tにダウンロードした先はどこにも移せないので、当初の目的に対しては機能が合わず、おまけ程度の位置づけになってしまいました。