HDL2-Aのその後

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

AS1002Tに中身のHDDを持って行ってしまったので抜け殻となったHDL2-Aですが、なんとなくもったいなくて余り物の寄せ集めでとりあえず動くようにしてみました。

手順はHDL2-A8.0(仮)を作った時の応用です。まず、ベースとなるシステムは正常に稼働していたオリジナルのDISK1から用意しています。今回はすでにバックアップしておいたシステム部のイメージを使いました。このイメージを展開するためのHDDをまっさらにしておき、Linuxから書き戻します。

 ■HDL2-A4.0で遊ぶ

リンク先の中段あたりに説明されていますが、今回用意したHDDが1TBとオリジナルよりも小さいのでイメージを書き戻した後に続けてgptの修正が必要です。説明通りにpartedで修正します。続けてデータ領域(6番目のパーティション)についても最大サイズに作り直して、仕上げにmdデバイスを作成でLinux上での作業は終わりです。

このディスクをHDL2-A本体に差して起動するとシステムが起動するようになります。もちろんRAIDは崩壊状態だし、データパーティションもきちんと作っていないのでそのままでは使えません。管理画面からフォーマットを実施して、ディスクの容量がきちんと認識されればOKです。

最後にもう1本まっさらなディスクをもう片方にセットしてRAIDの再構築をさせれば完了ですが、まっさらな1TBのディスクについて「容量不足」となってディスクエラーになってしまいました。他に1.5TBのディスクでも試しましたが同じく「容量不足」となります。差しているSATAポートの問題かとDISK1とDISK2を入れ替えても同じ結果(容量不足の判定がDISK1とDISK2で入れ替わる)になるので、ダメもとでDISK1からDISK2へクローニングしてみました。結果はNG。それぞれのディスク1台構成で起動させると動くので、最悪これでもいいか、という状況ですがもう少し頑張ってみました。

前述の手順のうち、管理画面からのフォーマット前の状態のディスクをDISK1、DIKS2と用意しました。中身は全く同じものです。それぞれ1本ずつ本体に差して管理画面まで行き着くことを確認して、フォーマットを実行せず2本とも本体にセット。これで起動することを確認できたら管理画面でディスクの状態を確認します。結果は片側のディスクがまた容量不足の判定となって、問題は解決しませんでした。

オリジナルのHDL2-A4.0のシステムイメージの場合は2TB以上のチェックがシステムの中に組み込まれてしまっているような気がします。