ビデオカードの選定

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話の流れとしては前回の続き。メーカーに問い合わせてもはっきりしたことが分からないのですが、注文したディスプレイの発売が早ければ11/4という表示をしているところがあるので、4K60p接続環境を構築すべくビデオカードの選定を急ぐことにしました。

候補に考えていたのはRadeon RX460とGeForce1050/1050Tiでしたが、エントリークラスのカードにお金をかけるのももったいないのでまず1050Tiは候補から除外しました。両社エントリークラスのチップセットで、価格面では一足先に出たRX460が、性能面ではGeForce1050が優勢でしたが、結局は目的の中の比重でゲームはほぼ0だったので、RX460というのが決定しました。あとは搭載VRAMが2GBか4GBかで価格優先の2GBというところまで絞り込んで、メーカー選定に移りました。

候補は安さで優先の玄人志向・XFX、マザーボードとの相性で同メーカーになるMSI、デュアルファンで静音性が評判のSAPPHIREの3つまで絞りました。PCケースは最大280mmまでのカードを入れられるので、サイズについては考慮していません。一応書き出してみると下記の通りです。(L x W x D/単位はミリ)

玄人志向 RD-RX460-E2GB
211 × 111 × 38
XFX RX-460P2SFG5
238 × 121 × 40
MSI Radeon RX 460 2G OC
172 × 117 × 33
SAPPHIRE RADEON RX 460 2GD5
216 × 111.5 × 38

海外サイトのレビューも確認してXFXと玄人志向のカードはトラブルの可能性が他より高そうなことで選定外に(ドライバの問題かもしれませんが)。あとは相性の安心感か静音性かで悩み、結局はSAPPHIREを選択しました。在庫有りだったお店で買ったのですぐに届きましたが、amazonでは納期がずいぶん先になっているようなのであまり作っていないのかもしれません。

DSC02998.JPGTSUKUMOで購入

早速PCに組み込んでみました。ケース内スペースがそれほど余裕がないのと内部のケーブルレイアウトの都合上、ケース天板付近の水冷CPUクーラーのファンとビデオカードのファンの間を通したケーブルが接触して異音を立てたりしていたので、少々てこずりました。

4Kディスプレイがまだ発売されていないので、既存のフルHDのディスプレイにHDMI接続してFluid Motionの効果を確認してみました。ソースはα6300の4K24pで、MPC-BE+Bluesky Frame Rate Converterで確認しています。この組み合わせは内蔵GPUではカクカクとなったのですが、普通に再生できるようになりました。MPC-BEの外部フィルタを設定しない状態では内蔵GPUでも普通に再生できていたので、パラパラ感が気にならなければ意味がないのかもしれません。ただ、24p→60p変換の処理の能力に違いがあることは確認はできました(確認した映像ソースではヌルヌル感の向上はあまりわかりませんでしたが...)。

少ししかまだ使っていませんが、外部GPUを入れたことでCPUファンの回転が上がりにくくなった気がします。処理と表示のうち表示の担当分だけ負荷が下がるのでその効果があるのでしょうかね。2GD5はデュアルファン構造のおかげもあるのか、通常負荷ではファンの音はほぼ聞こえないので、全体的に静かになった気もします。