SONY XBA-A3

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探してみたら4年以上前、通勤時はUEの10Proを長らく使っています。当時でさえ末期モデルだったし、その後国内のイヤホン市場(?)は高級機がたくさん出て選択肢も相当増えたと思います。個人的には割りとドンシャリ系の音が好みですが、モニターライクなのも好きです。10Pro+Complyチップ+8N-OFCリケーブルで遮音性も高くなかなか良かったのですが、最近はもっと良いのがゴロゴロいるらしいと。

10ProはBA型ということもあり低音側がどちらかというと足りない(余裕が無い)かなというのは感じていて、でも解像感はBA型の強みだろうと思っているので目に留まったのがSONYのXBA-A3でした。

使っているWalkmanは古くてハイレゾ機でもないですし、音源はCDソースなのでこちらもハイレゾでもないので意味があるのか?というと微妙なのですが、ハイレゾ対応のイヤホンです。どうせ上があると気になるだろうということで同時に純正リケーブルのMUC-M12SM1も発注しましたが、こちらは入手までだいぶ時間がかかりました。それとComplyのチップを用意しています。今回はTS-200にしてみました。

上記組み合わせで10Proとの比較になりますが、音質の向上は◎です。期待通り、低音域は余裕が出て10Proよりも気持ちの良い音が出ています。高音域は、エージングが済んでいないこともあるせいかサ行が刺さる感じはあるものの、きれいに出ています。広がりも10Pro以上に感じられるので、トータルでも10Proよりも上位という評価です。

音質の評価は良いものの、気になるとこともあります。一番大きいのは遮音性です。これは入手前からネット上の評価でわかっていたものの、電車で使うには厳しいと感じるレベルです。あとは、ハウジングが大きいのと自分の耳の形状のせいだとは思いますが結構外れやすいです。Shure掛けにしていますがそんなわけなので、どちらかというと室内利用であまり動かないで音楽を聴くときに使うのがメインになりそうです。

ここらへん、なんとか解決すればいつも持ち出せるのに...とちょっと残念な状況ですが、イヤホンそのものについては満足度高い結果となりました。

ちなみに、この記事を公開する前にこのモデルの後継機が発表されました。XBA-A3で気になるハウジングの大きさが大分コンパクトになったようです。3ウェイ→2ウェイの変化が音質にどう影響してくるかは比べてみないと分かりませんが、そこまで大きな変化はないと思っています。同時に発表されているバランス対応のリケーブル「MUC-M12SB1」が気になるところです。