VAIO PCG-TR2の延命構想

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メインPCとは別に、2003年の秋に購入したノートPC(VAIO PCG-TR2/B)がまだ現役で稼働中です。
と言っても、毎朝ちょこっと起動してネットに接続するくらいしか使っていないのですが。

その、ちょこっとしか使わない理由のひとつが「遅さ」なんだけれども、スペック的に一番ネックなのがHDDなんです。システムのプロパティで見ると、日立の1.8インチHDDを使っていますが、これがとにかく遅いわけで。何をするでもディスクアクセスが足をひっぱているわけです。


今秋には新ノートを購入する予定ですが、TRの小ささはちょっと持ち出すには便利なので(そんなに出番は無いけれど)、これを延命する手段を考えました。


まずは、一番簡単なメモリの増設。デフォルト256MB+増設256MBで、現状512MBのメインメモリで動かしていますが、とりあえずこれを512MB+512MBの1GBにする予定。とりあえず512MBのMicroDIMM(PC2700)を1枚ヤフオクで落札しました。もう一枚ゲットしないと。


で、次のステップ。HDDの交換になるのですが、ここからは完全にPCをばらすことになるので慎重に行かなければならないところですが、昔PCG-505XをばらしてCPUのクロックアップやらHDDの交換やら、筐体の塗装などをやった経験があるので、なんとかなるだろうと。どうせ壊れてももう5年前のPCなのであきらめられるし。

HDDは素直に1.8インチのHDDを購入してきても意味がなし。元々種類がない上、製造元が製造中止にしているので、現在入手可能なのが20GBと60GBの同等製品のみなので、この際SSD化をしようとしています。と言っても、本物のSSDではなくて、CFを利用した擬似SSD化ですが。


やっぱりこの日立製1.8インチを積んでいるThinkPad X40では、ネットを探すと実践されている方が結構多いようで、割とメジャーな方法のようです。

というわけで、以下のものを購入予定。

・CF(TS16GCF133)
・変換アダプタ(KRHK-CF2.5IDE)
・吸出しキット(裸族の頭IDE+SATA)
・バックアップソフト(Acronis True Image 11 Home)

CFをあえて高速かつ書換回数が一桁多いSLCではなくMLCにするのは、後述のEWFを導入予定のため。チョイスしたTS16GCF133は、公式には133倍速となってますが、ベンチではそこそこ早いRead性能があるようなので、安くていいかなぁと(SLCで同容量のが実売3倍くらいするので)。

あと、吸出しキットとバックアップソフトは、TR2の場合リカバリではインストールHDDがデフォルトの40GB無いとできないらしいので(Cドライブは15GBでOKなのに)、一旦HDDにリカバリ後、CFにクローンするための手段です。ま、インストールに伴う書き換えでCFの寿命を縮める回避策でもあるのですが。

とりあえず、これらの予算が3万円くらいか。実際の「TR用」としては2万円くらいになるので、これで快適になるなら試す価値ありかなぁと。